中村うさぎの犬女

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文芸  |

犬女

著者 ページ数 クチコミ評判
中村うさぎ 124ページ ★★★★☆

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「ビンボー日記」「ショッピングの女王」など、コミカルなエッセイが人気の作家中村うさぎによる、ちょっとホラーでサイコな短編小説集!他者依存、美醜恐怖の女性の末路を語る表題作「犬女」自殺したはずの女が元彼の家を訪ねてくる「幽霊」リストラされた男が自分に起こる怪異に気付き始め、徐々に狂気に陥って行く様を描く「だるまさんがころんだ」

ほか全6編を収録。

エッセイに見られるような明るい雰囲気とは打って変わって、不気味で異常な世界観が特徴的です。中村うさぎらしい感覚的で生き生きとした文体で描かれ、臨場感に思わず物語に引き込まれます。日常のなかの潜む恐怖がじわじわとパンチのように効いてくる、止みつきになる作品!

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コメント (4件)

犬女の感想

描写する力がすごくある作家さんだと思います。現実にはありえない設定なのに、一つ一つのシーンが目に浮かぶようでした。

人参

うさぎさんの才能の幅に驚きました。こんな面白い短編小説が書けるのですね。内容は少し恐いですが、幻想的で良かったです。

うさぎ

少し毒がある文章が面白いです。ホラー要素が入っていて、いつものエッセイ作品とはまた違いますが、引き込まれました。

猫女

いつもの文体とは打って変わって、少し不気味で読んだあとの余韻の残る文章でした。構成がしっかりしていて、短編ですが読み応えがありました。

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