著者 |
ページ数 |
クチコミ評判 |
サン=テグジュペリ (著), 浅岡 夢二 (翻訳) |
106ページ |
★★★★☆ |
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誰もが知る「星の王子さま」を知る
日本国内だけでなく世界にその名をとどろかせるサン=テグジュペリによる不朽の名作星の王子さまです。作者のサン=テグジュペリの前書きが印象的で、星の王子様は一般的には児童書に分類されます。しかし先に述べた通り前書きには親友、もちろん大人のレオン・ウェルトに捧げています。
またこの前書きの中でインナー・チャイルドという言葉をしきりに使っています。インナー・チャイルド直訳すれば「内なる子供」、つまり誰しもが子供の心を持っているのだと述べられています。しかしサン=テグジュペリはこう述べています「もっとも、そのことを自覚している人は本当にすくないのですが」と。
このセリフを現代の日本人であれば多くの人が理解できるでしょうが、もしかしたら我々が大人として幼くなったのかもしれないと考えさせれます。
星の王子様は哲学書であるという人も多いです。確かに大人が読むにはいささか難解かもしれません。墜落した飛行機のあとに現れる王子様の対応や言動でこの本に合う人合わない人が分かれることでしょう。
ですが一度も読んだことのない方は是非読んでみてください。ちょっと変わった世界の本であるということは誰しもが認める本であると思います。
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