著者 |
ページ数 |
クチコミ評判 |
植田 正太郎 うえだ しょうたろう |
191ページ |
★★★★☆ |
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忘れてはいけない事
2011年3月11日に起こった東日本大震災。あれほど大きく恐怖や不安を覚えた日はありませんでした。
私は、その時都内にいたのですが、数多くの帰宅困難者が出て、テレビではものすごい光景が目に飛び込み、「一体日本はどうなってしまうのだろう」そう思った瞬間でした。
「フクシマ3.11の真実」では震災直後、実際に被災地へ救援に駆けつけた方の非常に「リアル」な一冊となっています。
震災当日の記録から、政府の非難区域に指定された後の大町病院の所など。
淡々と書いてあるだけにその非常に緊迫した空気がひしひしと伝わってきます。
この本を読むと、震災から2年たった今でも、決して忘れてはいけないことがあるのだということを思い起こします。
そして、震災直後の混乱の中にあれだけの行動を起こした勇気ある人たちがいたということも忘れてはいけないことの一つでしょう。
現在、ところどころでこの大震災が過去のものになろうとしています。しかし現地の方々にとってはまだまだ現在進行形です。
今の自分には一体何が出来るのかということ。小さいことでもいいから少しでも東北の方々のためになる事を行っていこうということ。この二つを強く考えさせられるきっかけになりました。
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